■あげハンダ
伊藤さんが、ハンダの技術の講習会をしました。先週に予告していたもので、材料などを全て用意して頂きました。
最初にハンダで銅線が接着できる原理を解説してもらいました。
ハンダは鉛と錫の合金で、融点が200℃程度です。ハンダで銅線を端子に接着できる原理は銅とハンダで合金が作られ、端子の金属とハンダでも合金が作られ、両方の合金がハンダで作られるので、強力な接着ができます。
ハンダがそれぞれの金属と合金を作る時に松脂をペーストとして使いますが、これは松脂の融点がハンダとほぼ同じで、先に松脂が溶け、相手金属の表面に広がり、その後をハンダが追うように入り込み、合金を作りやすくするためです。
「あげハンダ」とは銅線を端子に接着するときに、まず銅線にハンダとの合金を作らせる事です。これを行うと端子に接着するとき、適量のハンダできれいな接着ができます。
また、五寸釘に銅線を接着する時の方法も教えてもらいました。
例会:第1008回 2016/2/12
参加者:山田先生、梶原さん、高田要さん、テッドさん、志水さん、伊藤さん、廣瀬さん、泉