参加者 山田先生、古寺、福村(元阿部っち)、高相、志水、廣瀬、TED、梶原、高田(昌)、藤本(初)、中永、高田(要)、大西
今夜は、中永さんの同僚である若手の藤本さん(男性)が参加してくれました。例によって自己紹介でちょい盛り上がり。
原体験に参加した若者は、教員採用試験に合格するという原体験ジンクスを、久しぶりに世に知らしめましょう。
さらに、2年ぶり? ご懐妊の福村さんが、変わらぬ笑顔で参加してくれました。
1年生と奮闘中の大西さんもお久しぶり!
やはり、皆さんが揃うと仕事の疲れを忘れてすっきりします(要さん)。
9月に泉さんが帰られるのが楽しみです。
■山田先生のお話
原体験の原点は、内村鑑三である。クリスチャンだが一神教ではなく、サイエンスであった。進化といえば「物」の進化を指すが、「心」も進化するはず。また、バチが当たるという教育がなければ、日本が滅ぶのではないか。宗教的ではなく、節度として、感性的に育てる必要がある。1歳までに節度をしつけ(バチが当たる、地獄におちる)、3歳までに感性を育てていく。そうした教育が、30年後には復活しているであろう。
そう言えば、紀伊國屋書店の児童コーナーで、話題図書として「じごく」の絵本が大々的にアピールされていました。時代は「バチ&地獄教育」を求めている! こちらでチラ見できます。http://www.amazon.co.jp/絵本・地獄-白仁成昭/dp/4892190950
■自然観察の要
スイバの雌雄
スイバはこの時期、メス株ばかり。しかし、みんな実をつけている。ということは、オス株(花粉)があるはずだが見あたらない。なぜだろうかという要さんの質問。
雌性先熟(メスが先に成熟してオスが後)の代表格。山田先生によると、オスはもっと早い時期に出て、すでに姿を消している。普通は他家受粉を望むのが自然。だから、オス・メスの成熟にタイムラグをつけている。しかし、花粉が風で運ばれて来なければ、苦肉の策で自家受粉している。
スイバは特殊でインターセックス。1つの株に雌雄が同居している場合がある。その場合、雄花の数だけ雌花の数が少ない。これは、我々がよく目にするフキノトウがメス株で、オス株は短命であることと似てる。有性生殖をするのは初期だけ。お馴染みの植物ですが、奥が深い!
自然界では、オスは生殖以外には必要がない。オスが早く出てきて、メスが出たら間髪入れず受精しようとする。Y染色体でメスになるのを押さえているだけで、オスは微妙な存在。女王バチと大多数の働きバチ、とってもマイナーなオスバチとの関係が、人間の男女関係にオーバーラップしてきました。
ウグイスカグラ
「ウグイスが集まって歌舞する」という意味合い。別名、田植えグミ。エリマキトカゲのような襟巻きを持っています。なんで?
スズメノヤリとヤマスズメノヒエ
姿形がそっくりですが、後者が前者のミニ版と言った形態をしていておもしろい。
コショウの木
とてもめずらしい(加西に2本だけ?)。実がついていますが、あんな味がするのでしょうか。
キツネアザミ
昔は少なかったのですが、田んぼ一面に生えていました。条件が揃えば、自然はどん欲に勢力を拡大するんですね。
花外蜜腺いろいろ
先のカラスノエンドウに引き続いて。サクラ、アカメガシワの葉にも蜜腺があります。意外なことに、ワラビの茎の分かれ目にもあるんです。アリなどを呼ぶメリットがあるか否かが話題になりました。
結果的に、ホストにとっては害になっているそうです。確かなことはまだ解明されていないので、教育者は、無理からに共生を語ることを慎んだ方がよいようです。
自然物だけに「新鮮な状態で持ち込むのが難しい」と、要さんが嘆いておられました。でも、物があればこそですから、これからもタイムリーな話題提供をよろしくお願いします。
■スキャントーク
なぞれば鳴き声が聞こえるブック紹介。今回は「カエル編」です。シュレーゲル、タゴガエルなど、鳴き声がわかれば、実物を探しやすくなるそうです。
■猛禽類への給餌裏技
廣瀬さんが開発された、食い渋るフクロウへの給餌テクニック。エサのお肉を、ツメの部分にトントンしてから与えると、ウソのように喰いつくそうです。たぶん、自分のツメで狩ったエサと認識(勘違い)しているのだろうと推測。いつかどこかで使えるネタかも。
■太陽がみえるしたじき
TEDさん持参の下敷きは147円で お買い得? 値段が安いので、皆からさんざん文句を言われてしまいました。でも、ほんの少しの時間しか見ないから、大丈夫だろうということに落ち着きました。
子どもの頃、ススガラスや現像済みのフィルムで見ることを教えられた私たちに、実害はなかったんですからね。
■振っても吹き出さないサイダー
思いっきりシェイクしたコーラをコロコロ転がしてから開栓すると、中身が吹き出さないという実験が、以前紹介されました。今回は、指先でコンコンと側面を弾いても噴かなくなるという情報の追試です。
15秒ほど転がしたり、弾いたりして開栓すると、確かに噴かなくなりました。しか〜し、対照実験としてやったシェイク後15秒静置の缶も噴かなかったんです。
ガラスビンに入れてやってみると、ほんの数秒で、中の沸き立った気泡がおさまりました。これは単なる時間の問題で、数秒の間に、大量発生した二酸化炭素が自身による高圧によって、また水に溶け込んでしまうからだろうという山田先生の解説が正解でしょう。
■ペーパーウェイトで遊ぼう
2年ほど前の情報ですが、キャンドゥーで、ようやくガラスのペーパーウェイトを見つけたので紹介しました。
まず、半身に立てて回転させると、どちらを下にして止まるかという問題。男性陣は一様に、丸みのある方を選択。廣瀬さんと大西さんは、平らな方を選択。この違いは、性差に関係があるのだろうかとTEDさんの言。結果は女性陣の大正解!
次に、丸みを下にして高速回転させると、不思議なことに逆さに立ち上がり、平面を下にして止まりました。まさに逆さゴマそのものです。歳差運動や螺旋回転などの要素が絡んでいるようです。逆さゴマの摘みの芯は、意味なかったんですね。
■ハンドオカリナ(ハンドフルート)
チャイルドフッドの華麗で繊細なハンドフルートに魅せられ、練習し始めて5ヶ月。ハスキーながら「ふるさと」を吹けるようになりました。「口笛でいいじゃん」と言われそうですが、試行錯誤でだんだんうまくなることに自己満足しています。でも、家でやると耳障りだと文句が出るので、通勤の車中で細々と練習してきました。1年経てば、フルートに進化しているかな。
http://www.childhood-fc.com/ http://www.youtube.com/watch?v=QiIj2gDzaNI
■今夜の差し入れ
いつもいつもありがとうございます。
諸氏、感謝の気持ちを忘れてはいけませんぞなもし!