参加者 山田先生、梶原、廣瀬、向田、古寺、向井(2)、稲荷(初)、Ted、高田(要)、高田(慶)、松岡、高相
今日は、中永さんが事情で不参加の代わりに、院生の向井さん(化学)が友人の稲荷さん(物理)を誘って参加。さらに、10時を過ぎてから、京都で理科専科として奮闘中の松岡さんも参加(片道2時間半!)。ネタも豊富で、賑やかな会となりました。
■モチ病のつばき
山田先生が肉厚の葉っぱの植物を持って来られて、全員に何の植物か問われました。私は全然分かりませんでしたが、正解はモチ病にかかった椿。普段はもっと薄い葉ですが、モチ病にかかってしまったことにより、葉っぱがお餅のように膨れていました。まさに異形のものという感じですが、痛々しくもあります。
■自然観察の要
■昆虫(ミノ虫、テントウムシ、ヒメギス、ヤブキリ、トノサマバッタ)
テントウムシは夏眠します。場所は、ススキの株元やコナラの葉の裏です。9月中頃に2回目の活動期に入ります。また、テントウムシのサンバは、実は交尾行動だということです。オスがメスの背中に乗って、足をシャカシャカ動かしながらサンバを踊るというのです。時期になったら、是非、本家本元の踊りを観察してみたいです。
ヤブキリは、成虫になると、生活圏が草原と樹上との2タイプに別れるそうです。樹上タイプのエサはどうするの? 何と肉食に変化するそうです。そんなことがあり得るなんて! 納得はしましたが、昆虫は奥が深い〜
また、山田先生によると、虫や小動物を捕まえる遊びは、子どもの教育に良いそうです。例えばカエルを捕まえるとき、カエルがいる場所へ手を伸ばすのではなく、カエルが次に着地する所に手を伸ばせば捕まえることができます。このように、考えながら手を動かすため、頭と筋肉を鍛えることができるのです。。小学校4年生までにいろいろ体験をすることが、脳の発達には重要とのことでした。
■ノイバラにつく虫癭(ちゅうえい)
バラの葉の裏側についていた虫癭。
植物の内部に昆虫が卵を産みつけることによって、植物組織が異常な発達を起こしてできるこぶ状の突起のこと。虫癭(ちゅうえい)、虫こぶともいい、英語カナ読みのゴールが使われることもあります。(Wikipediaより 2012/05/27)
名前の付け方は、寄生している植物、部位、形によって決まります。左は、バラ(植物名)ハ(部位)タマ(似ている形)でバラハタマフシです。フシをカッターで切ってみたら、中は空洞で何も入っていませんでした。
■植物:卯の花(ウツギ)、菩提樹、スイカズラ(white honey suckle blossom)
■菩提樹
まだつぼみの状態でしたが、すでに、総苞(つぼみを包んでいた葉)が飛ぶ種の形状になっていました。こんなに若い時期からとは・・・
■卯木(うのはな)
その昔、女性は絹の着物を着ていました。そのため、卯の花は女性のシンボルでもありまた。ホトトギスは男と考えられ、よくこの二つが短歌などに表現されていました。
■スイカズラ (white honey suckle blossom)
白い花、黄色い花どちらが甘い? 実は黄色い方が甘かった。また、英語ではhoney suckle blossomというように「蜜を吸う花」と訳せることができるので、昔からこの植物は、蜜を吸うものとして考えられていたのかもしれませんね。
■モンシロチョウの羽化
高田(慶) さんが温度管理した蛹で、例会中にモンシロチョウの羽化を見ることができました。蛹から一生懸命這い出て、羽が徐々に広がっていく姿を初めて見ることができて感動しました。
この羽化の瞬間観察は、20年来やっている実践です。矢野幸夫先生が開発された強制羽化法(温度管理による羽化抑制)で、授業中など、任意の時間に羽化させることができます。不自然なことながら、忘れ得ぬ思い出となっている僕自身のこだわりで続けています。今年の3年生の反応は・・・でしたが、毎年子どもたちと楽しんでいます。
子どもの反応→モンシロ羽化
■こんなところで子育て真っ最中!
通勤途上のラジオで、勤務校むかいの公民館で、めずらしいクロセキレイの巣作りが見られるとか。早々、見に行ってきました。クロセキレイ
雨風をしのぐ物が全くない電柱の上で、カラスが抱卵していました。無事ヒナが孵っていました。カラス巣
■与謝野鉄幹 人を恋うる歌
歌詞が、16番まである長い長いものだとは知りませんでした。どういうわけか、1番と4番は諳んじています。バイロン・ダンテは高校生のときに知りました。それまでは訳も分からず・・・イメージとしては袴姿に高下駄の大学生の男子の歌。(実際、京大の寮歌のようです)
今なら、妻に、才能も容貌もやさしさも、三拍子とも求めるか?という都合のよい言い分ですよね。例会参加者で16番までのすべての意味が読み取れる大人組と、意味わからんのお子ちゃま組にはっきり別れました。隔世の感ありです。廣瀬
■彼岸花について
「葉見ず花見ず秋の野に ぽつんと咲いた曼珠沙華 から紅に燃えながら 花のなかりこそ寂しけれ(中 勘助)
「裸にて炎と化すや曼珠沙華」
意味:良い意味の彼岸花の方言に「はみずはなみず」があります。これは花期には葉が無く、散ってから葉を生じ繁らせるので、葉は自分の花を見たことがなく、花は自分の葉を見たことがないと言う意味。
■ペーパーウェイトゴマ改良・・・逆さゴマ→PW逆さゴマ
先週試したペーパーウェイトゴマを鏡の上などで回すと、摩擦が減って起き上がりにくくなりました。底面の紙の部分を取り去って、鏡の上などで回すと、回転が止まるまでの時間が大幅に伸びます。情報元は横浜物理サークル100620例会で、さらに「オイラーのディスク」にまでさかのぼります。アメリカの通販「Educational Innovations」で$24.95+送料らしいです。誰か買って〜
http://www.youtube.com/watch?v=ug2bKCG4gZY&feature=player_embedded
■コショー入れゴマ
ダイソーのコショー入れを見ていて、マテバシイの逆さゴマを思い出しました。横にして高速回転させると、予想通り逆さに立ち上がって安定して回転し続けました。
■本日のおやつ
廣瀬さんより:新ショウガの混ぜご飯、パウンドケーキ
小寺さんより:ワッフル
ごちそうさまでした!