★第918回 例会報告
参加者:山田先生,古寺さん,梶原さん,中永さん、廣瀬さん,高田昌慶さん,高田要さん、志水さん,TEDさん,
今回は、高田さんも中永も翌日の学校行事のため早退しましたので例会途中までの報告です。
☆Gentaiken Teachers Lab
まずは高田さんの「慣性の法則シリーズ」です。それぞれはバラバラな実験なのでしょうが、高田さんにまとめていただくと慣性の法則が見えてきます。
まずは、ビンを1万円札の上にビンを逆さに立て、ビンを倒さずにお札を抜き取ります(お札はダイソー製)。
やり方は、ここに書くと面白くないのでやめておきます。
方法はいくつかあります。ぜひ挑戦してみて下さい。なおビンはサントリーの炭酸水用です。
次に、立てたビンの上に数枚の10円硬貨を置き、硬貨を落とさないようにお札を抜き取ります。
これは、枚数に挑戦しても面白そうです。
写真のように重ねたビンの間にお札を置き、ビンを倒さないようにお札を抜きます。
どれも、ビンを床に落とすと大変なのでスリルがあります(さすがは高田さん、危ない要素を忘れません)。
100円ライターの上にビンを立て、ビンを倒すことなくライターを抜き取ります。ビンは落下しますが倒れないようにします。これは意外なセッティングです。ビンが1センチほど落下してスリルもアップです。
この実験の原型は、初期の「科学の祭典・東京大会」で後藤道夫先生のお弟子さんが紹介されていたと思います。それは刺繍枠を使う物でしたが、高田さんは炭酸飲料のペットボトルで作った物を紹介してくださいました。刺繍枠は飛んでいって危ない場面もありましたが、これなら安全です。
志水さんが考え出した2階建てです。これができたらすごいと思いましたができませんでした。
☆自然観察の要
今夜の自然観察は、ススキとオギの見分け方とススキのフクロウ作りです。
一般的にはヨシの仲間は河川の水辺により近いところに分布し、オギはヨシより少し河岸よりの湿気の少ないところに分布するといわれています。また堤体に分布するススキは叢生(株立ち)でオギは地下茎を伸ばし散生しします。又、穂に光が当たるとなめらかな銀色に見えるので見分けられるはずですが、実際には群生しているとなかなか見分けが難しいものです。そこで今日はオギとススキを並べてノギを観察して同定する方法を学びました。
オギ・・・水辺の湿地性。根茎は長く、稈は一本ずつややまばらに立ち、小穂基部には長い銀白色の毛があり、ノギはないか、あっても短く、小穂外に突き出さない
ススキ・・・草原性。根茎が短く、稈を束生して大株になる。小穂基部の基部に長毛がある。ノギは長く小穂の外まで伸出する。
ススキのフクロウ
水野先生・大西先生が得意とするススキのフクロウですがネットを見て復習をしながら広瀬・志水・高田でなんとか完成させました。山田先生によると穂が若いので作りにくいとのことでした。
いつもタイムリーな植物を持ってきて下さるので勉強になります。また学校でも子供に話そうと思います。