四季を感じるふるさと体験(春)


場所:やしろの森公園 4月25日

講師 山田先生、テッドさん、梶原さん、泉

参加者 7家族、26人

今回は三年目の最初の原体験プログラムです。

晴天に恵まれ、楽しい1日を過ごすことができました。

午前9時に集合し、内容の打ち合わせを行いました。自然観察と笛作り、午後に野草の天ぷらにすることにしました。

午前10時過ぎに参加者全員が集合し、プログラムを始めました。

母屋前から出発し、モチツツジを触り、アシの茎を抜き、芽の基部を食べ、残った部分を笛にしました。また、硬い葉の部分を巻いてこれも笛にしました。アシについては山田先生が万葉集からはじめいろいろなお話をしていただきました。

カモ小屋まで、ゆっくり歩きながら新緑を楽しみ、虫を取り、オタマジャクシやカエルも捕まえました。新芽を巻いて中に潜んでいる幼虫も観察しました。

カモ小屋近くの池でモンドリをあげたり、持参した網を使いアメリカザリガニを捕獲し、カモの餌にしました。アメリカザリガニはやしろの森公園で繁殖し、溜池の貴重な動植物に大きな被害を与えています。駆除に取り組んでいますが、強い繁殖力で思うように制御できていません。

ザリガニを捕るために網を使った時にカスミサンショウウオの幼生が捕れました。数が減っているので、詳しく観察した後、元の場所に放しました。

カモ小屋から戻る時に天ぷらにする野草を集めました。

母屋に戻り、イタドリを使った笛作りをしました。イタドリはカッターナイフで簡単に切ることができ、小学校1、2年生でも笛を作れます。パンフルート型(閉管)、ブーブー笛(シングルリード)を作り、吹きましたが、なかなか上手く音がでないので工夫したり、山田先生にコツを教わっていました。音が出ると、笑顔で誇らしげに見せていました。

最後に天ぷらを皆で作って食べました。カラスノエンドウ、タンポポ、アカツメクサ、ヨモギ、セリ、タラの芽など美味しくいただきました。途中で孟宗竹の筍を掘り、直ぐに天ぷらにしました。地表に10cm以上出ているものも美味しく食べられました。皆で春の味覚を十分に楽しむことができました。

 

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