★第920回 例会報告
参加者:斉藤さん,高田さん,泉さん,中永さん,梶原さん,志水さん,城さん,江口さん,高相さん
高相さん,めでたく希望の東京で教員採用! おめでとう!!。報告がなかったので心配しておったのです。
嬉野台生涯教育センターから和田先生に来ていただき,今年のウィンタースクールについての打ち合わせをしました。
☆Gentaiken Teachers Labo
■電磁力で競争しよう
泉さんの「えっちゅう理科の森」ネタです。銅線でレールを作ります。それを裏に磁石を貼り付けた塩ビ板に固定してコース完成。銅線の端に手回し発電機をつないでおきます。動体はアルミホイルを筒状に巻いた物です。軽くて直径が大きいので良く動きます。発電するとコロコロとレールを転がり,逆回転させると戻ってきます。6年の発電の発展にも使えそうです。
ワイングラスは口が少しすぼまっています。これを利用すると,直径の小さなビー玉や鉄球を回転させながら持ち上げることができます。しかし,大きなピンポン球では無理・・・のはずでした。それを可能にした斉藤さんの粘りとアイディアに拍手!!
■画鋲でも割れない風船・・・のはずが割れた!
画鋲をたくさん撒いておいて風船を押し付けます。しかし,風船は割れません。卵や紙コップを並べた上に乗っても潰れないという実験のアレンジです。インパクトが大きいので気に入って紹介しました。ここで志水さんが手加減なしで押し付けると,あっけなく割れてしまいました。これも程度の問題だったのですね。しかも,画鋲が辺りに飛び散って危険なことこの上なし!指導者は,ここまで心得ていなければならないという荒っぽい示唆でした。
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イギリスのテーブルゲームにCORX(コークス)があります。コルク栓を立てて競争するのですが,トイレットペーパーや印刷マスターの芯でもできることが紹介されていました。空き缶でもできるのですが,音がカンカンうるさくて× 100均のかわいい紙コップでもできることがわかったので,隙間の実験ネタ、雨プロとして使えそうです。
乾電池が新しいか放電しているかは,テスターやチェッカーで調べるのが普通です。放電した電池は化学反応の結果,中で気体が発生していて,内部が不均一になっているそうです。そのため,ポトンと落として音を聞くだけで,見分けることができます。使える電池はストンと安定して立ちます。しかし,使えない電池はストトンと音がして跳ねて倒れることが多いのです。おもしろい!
流体・飛びもの大好き斉藤さんの「えっちゅう理科の森」のネタです。発泡スチロールで作った、スビットファイヤーB1 ステスル機。いかに、ふっくりほわーっと飛ばすか。三角翼の後ろ側で負の揚力を発生させるのがポイント。じつは5年生での「てこ」の勉強にもつながっています。ムササビは時速50kmもの速さで滑空しますが,木に激突する前に,体勢を整えてフワッと着木?できます。飛行機なら迎角が大きくなると失速し、突然揚力がなくなりますが,膜が大きい(アスペクト比が縦に大きい)ため凧と同じように揚力が働くためです。実によくできています。ムササビって・・えらい!!
☆From School
■自然のいろいろな事物になりきり詩
中永さんが研究授業を参観された学校の展示物の紹介です。4年生の児童の作品(詩)に大変感銘を受けました。自然の生き物などになりきって書いた詩が実に味わい深いのです。ドングリになりきって「今度はわたしがお母さんになります。」という表現が何とも愛おしくて。どういう指導をされたのか知りたくなりました。