第861回 原体験教育研究会例会2012/06/08


参加者:中永、梶原、廣瀬、高田(要)、志水、Ted、福島、西本さん(新メンバー)、高相

投稿者:黒字(高相)、ピンク色(廣瀬)

本日は新しく物理研究室に所属のM1西本さんが例会に参加してくれました。非平衡統計力学を専攻していて、現在は不確定性原理について研究しているという。我々メンバーは頭に「?」を浮かべながらも、西本さんがわかりやすく説明して頂いたおかげで少し学んでいることを理解できました。

■カラスムギは食べられる

梶原さんがカラスムギを持ってきてくれました。脱穀作業が大変といわれたのですが、私と福島君は初めての体験だったので黙々と脱穀作業を楽しみました。

カラスムギの脱穀作業

無心になって脱穀・・・

 

 

 

 

 

 

■自然観察の要

オトシブミの揺籃(ノイバラ)

葉っぱが巻かれた揺籃

 

 

 

 

 

 

 

 

要さんがノイバラに出来たオトシブミの揺籃を持ってきて頂いた。オトシブミはゾウムシの仲間で、ゆりかごを作るのはメスだけだと言う。オトシブミに似たチョッキリは揺籃を作らないモノが多く、ほとんどは土の中でさなぎになる。

■たんぼコオロギ

要さんが取ってきたたんぼコオロギ。鳴き方が気温によって変わるらしい。

たんぼコオロギ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■天草=海藻の種名?? (廣瀬)

天草(テングサ)、寒天(廣瀬) テングサという種類の海藻はありません。マクサ・オバクサ・ヒラクサなどところてんの材料になる紅藻類の総称です。なんと、福島さんは、子供の頃、淡路島でテングサ採りの名人だったそう。岩についた生のテングサを採って・・・海辺に流れ着いたのを拾うのではないのです。もう、漁師!

海草の標本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■豊中で予定されている原体験キャンプについての話し合い

原体験キャンプに向けてどのような事を行うのかを話し合いました。その中で原体験教育は他の体験教育とは何が違うのか、という話が挙がりました。そして、原体験特有の体験活動としては不快体験(腹ぺこ、暗闇、煙たい体験など)が挙げられ、こうした活動こそ生きる力の育成に繋がるのではないかと、原体験研究会に長くいるメンバーから伺いました。自分自身原体験教育の神髄を少し学ぶことが出来ました。

 

■本日のおやつ

本日のおやつ

廣瀬さんより:カスタードパン、グミ、ショウガの砂糖漬け、きなこクッキー、ところてん

 

若ものはグミを知りませんでした。グミというと、あの独特の触感のお菓子を思い浮かべるようです。

「新種のサクランボ」という梶原さんの偽情報に納得。(あかん、あかん、納得したらあかん)

これは俗にビックリグミ(ダイオウグミ)という果実。真っ赤な色は、とても甘く見えるのですが、実は酸味が強く、人によっては渋みを感じるよう。

・・・ということで、ベテラン組の中永さん、志水さんなどは始めから口にしません。先入観のない若者たちは、いくつか賞味。 ショウガの砂糖漬けはレトロなおやつ。個人の好みが分かれる味でしょう。ちなみに、作った私は「甘いサロンパス」と評します。不思議な事に、これも若ものたちの好みに合いました。レトロなおやつは素材の特性を活かし、なお、保存性のよいもの。うまく考えられています。廣瀬 

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