★第916回 例会報告
参加者:山田先生,古寺さん,廣瀬さん,梶原さん,高田(昌)さん,志水さん,TEDさん,高田(要)さん
泉さんと中永さんは,東京でデータベースの検討会に参加していただいて欠席です。古株オンリーの会となりました。
☆話題あれこれ
■天照大神と力士のしめ縄などなど
集まってしばらく,古事記からのしめ縄談義です。そこから,島根県八束郡東出雲町にある黄泉比良坂(よもつひらさか)でゾワゾワ体験をされたという志水さんの体験談。そういうのに一番縁遠そうな御仁なのに,行き帰りと2回も経験されたので,きっと何かあるんでしょうね。
神無月(10月)の名の由来は,出雲に神々が集まっておられるから地元に神様はおられない月。反対に,出雲国では神有月と呼ばれています。ここで疑問が・・・神に感謝する祭りをするのに,なぜ肝心の神がおられない!? また,絶対に水が必要な6月なのになぜ水無月? そもそも神無や水無の「無」の意味は何? これは,漢字に訳した人が「な=無」と誤って解釈したため,水無月・神無月となってしまったと山田先生に教わりました。つまり「神の月,水の月」という意味だったのです。これでやっと納得!
古事記は,本居宣長の解釈によって書き記されたものなので,史実との関わりに??の部分がありますが,単純にお話としてみると面白い。
■彼岸花やトチなど
ちょっと口にしただけで吐き出すようなものを,昔の人はよく食べようとしたものです。それほど食料に窮していたのでしょう。そこで,川の流水でさらしたりする方法をどうやって見つけたのかという話になりました。安全に食べられるようになるまで,かなり犠牲が出たはずです。ここで,トチの実がたまたま流れに落ちて放置されていた。それを拾って食べるとおいしく?食べることができたのが広まったのではないかという梶原説←賛成者多数。ずいぶん前に,例会で真っ白な彼岸花のでんぷんを食したそうです。十分流水でさらしてもまだピリピリしたそうで,やはり手強い食材です。
■イモとモグラ
イモがモグラにやられたという方がおられました。しかし,モグラは肉食のはず。正体はハツカネズミではないかという話です。ネズミがモグラの穴を利用するからでしょう。ちなみに,彼岸花は横一列にあぜなどに生育し,その根はネット状になって広がります。そのため,モグラ防止になるというのが1つの説だそうです。
■人はだれでも歳をとる,でもその様子は目では見えない
という動画を視聴しました。いったいどうやって撮ったんだ!? こうやって人は歳をとっていくんですね。何とも言えない人生の重みを感じました。
http://www.roomie.jp/2013/10/108216/
☆Gentaiken Teachers Lab
■Never Wet の効果検証
超撥水加工ができるというNever Wet が日本でも購入できるようになったので,いろんなもので試してみました。総括は,やってみないとわからなかったが,7000円もするので,実験材料としては,もっと画期的な使い道を開拓しなくてはというところです。
金魚すくいのポイは,プルプル水を弾いて破れることはありません。金網では水を掬えませんでしたが,溜めることはできました。面白い!おもちゃのお札はクルンと浮かび上がってきます。表面張力が増すので,硬貨を乗せても沈まない!と喜んでいると,本物の札でもできると分かって落胆。軍手も濡れなくなりましたが,中の手は濡れるし墨汁でやると一部残るし・・・
☆For School
■精子たちのサバイバルレース
内山裕之先生に紹介いただいた動画を視聴しました。精子が難関を乗り越えて受精まで辿り着くというイメージドキュメントです。人間を精子に見立てたところがユニークですし,そ〜だったんだという新情報がちりばめられていて,非常にわかりやすいと好評でした。高校生にはぴったりかな。http://www.youtube.com/watch?v=sVg4RiEzR94
そのあとで,山田先生に,公表できない遺伝学者達の研究成果の数々を教えていただきました。特に,妻が結婚を○○才までにと周囲からさんざん言われていたことと,科学的に証明されている適齢期とがつながって印象に残りました。
☆本日のおやつ
・枝豆と牛蒡のおにぎり,安納イモのバター煮,鳴門金時のグラッセ
左の安納イモは,まるで南京のような鮮やかなオレンジ色!自然の甘みとほのかなバター風味で絶品のおやつでした。いつもありがとうございます。