参加者:中永、梶原、廣瀬、Ted、高田(要)、高田(慶)
部屋に入るなり、ノビルの試食です。これぞ、原体験のあるべき姿! 以前と違うのは、廣瀬さんの、味噌とマヨネーズのアレンジドレッシングがあること。お陰様で、自然をよりおいしくいただく術を知ることができました。
本日は、リベンジネタがいくつかありましたが、さて、どうなったことでしょう。
■原体験パンフレット
新しく作成した原体験パンフレット。活動を短くまとめたコンパクト版です。
■磁石で浮遊
100円ショップで安く売られているフェライト磁石を使った浮遊装置。磁石の反発を利用した工作です。
軸部分以外は無摩擦なので、リニアのように、スムーズな回転もできます。
これに、「飛ぶ種」の実験装置を作ったころから「回転」にこだわるK氏から
「回転速度が遅い!」「回転していることがわかるように人形などを立てたりした方がいい!」と注文がつきました。いや、これは回転させたいわけではありませんぞ、K氏!。
原体験では昔から、口出しした人に「ほなやってもらおか」と強要する、愛すべき慣習があります。ほならK氏よろしく!
■ブラウン管テレビ静電気・リベンジ
アルミホイルが白化していたので導電性が悪かったからだろうと、新品のアルミホイルで実験しましたが、再び不発!
自宅と勤務校のメーカーS製では激しく静電気が発生しました。それで、兵教のメーカーP製には、嫌われ者の静電気の発生を抑える回路が組み込んであるのだろうと考えています。要は、安い方が静電気実験向きだということです。な〜んだ。
■シンプルモーターのアレンジ
左下は周知のハート型。上は、三木金物のバランストンボが回転するようにしたタイプ。右下は、ネットで見つけたSmall Simplest Motor2。これを皆さんと作りましたが、なかなかバランスが難しい。それだけに、うまく回ると、とってもキュート。これを思いついた人は、さぞかしうれしかったことでしょう。動画はこちらSSM
■ミツバチの太陽コンパス
ミツバチは太陽の位置から自分の位置をわりだし帰巣するといわれます。曇りの日でも太陽の位置が確認できるのは特殊な眼の構造にあるのだそうです。
その仕組みにせまろうと、直角二等辺三角形にカットした偏光板4枚を、テープで貼り合わせました。青空にかざすと、色濃くなる角度があるのがわかるそうです。
自然観察の要
■ヒナウキクサとオオアカウキグサ(アゾラ)とシャジクモ
今夜は早春の ため池 の水生植物を見せていただきました。播磨地方は日本で一番ため池の多い所(だったかな?)水性植物の観察は必須です。ヒナウキクサとよく似ているヒメウキクサの説明を聞きました。この時期、池のそばを通ることはあっても水生植物をみることはありませんが、こうやって教えていただくと池をのぞいてみたくなります。
■ランニングスロー・リベンジ
★再現ビデオ←ここをクリック
2/24の話題について、勤務校の体育館で撮った再現ビデオを視聴しました。40数回後にようやくヒットしましたが、どうもボールの軌道は悲しいほど直線的です。高田本人としては、斜め前に投げ出した球を走り終えながら(減速しながら)投げた人から見ると、相対的に球が追いついてくることになるのでシュートして見えるのだと納得したのですが・・・
さすがは高田さん、残った疑問をほったらかしにはしません。 深夜の言語棟前で再現実験が始まりました。高田さんは何度も(肩をこわす寸前まで・・・脱帽!)練習しているだけあってちょうど野球のショートが三遊間に飛んだボールをランニングスローで一塁に投げるような華麗な動き。そして確かにシュートして見えました。見ていた中永は、高田さんの投げたフォームから予想される到達地点から左にズレて見えることによってシュート(スライド)して見えるのかと考えました。しかし、高田さん以外のメンバーは年のせいかまともに投げられず・・・実験になりませんでした。
この時間に実験している人は、かつて不夜城を誇った自然棟にもいません。原体験メンバーの熱い声が中庭に響きました。警備員さんに心配をかけないために、終了後は急いで撤収です。
不夜城。そうでしたね。午後9時ごろから、キュルキュルと台車の音を立てながら、同室の田中元さんが怪しい荷物を運び込んでくる姿が懐かしく思い出されます。
■今日の差し入れ 春いっぱいの差し入れです。
*春キャベツとエビの巻おむすび、サツマイモのお焼き、リンゴとニンジンのケーキを。
*それから庭先のキンカンを持参しました。小さくて種がいっぱいですが、柑橘系のとてもさわやかな香りです。
*自宅の近くのあぜ道に、自生するノビルを採集。ノビルは、ユリ科の植物でしたっけ?古代から食用とされてきましたが、地域性があるようで・・・私は子供の頃から親しんで来た食材です。主に、緑の部分を雑炊の薬味(つまり、刻んだネギのような用い方)とする春先の定番でした。本日は、根っこの部分を、お味噌とマヨネーズで。ちょうど、和風のエシャロットといった感じでしょうか。(廣瀬)
キンカンの香りは、もちろん「柑橘系」ですが、化粧品や芳香剤の香りとは「似て非なる物」でした。本当にさわやかで鮮烈でした。子どもにぜひさせたい原体験です。