第899回 原体験教育研究会例会 2013/05/17


 ★第899回 例会報告

参加者:山田先生,古寺,廣瀬,大西,中永,志水,泉,TED,高田要,高田昌,梶原,斎藤,江口,鈴木,眞山

教育実践を8時台に紹介するということで早めに到着しました。斉藤さんが下準備をしてくださっていましたが,9時までは人が集まりません。やはり,早めに集まるのは難しいようですね。

 

☆自然観察の要

■キンラン

IMG_1682IMG_1683南但馬で山田先生が見つけられました。細々と花も咲かせず生きていたそうです。花も咲かせずヘラのような状態だったが,木を切り倒した後で環境が激変! 2年ぐらいで咲き誇るようになったそうです。

小さくても鮮やかな黄色の花をのぞくと,確かにランの顔をしていました。

 

 

■カゲロウの群飛

IMG_1686IMG_1689市川添いの県道上に,ぼたん雪が降るように舞い落ちるおびただしい数のカゲロウ。「カゲロウの群飛」と呼ばれる,一夜限り?の現象にラッキーにも遭遇。正体は,フタツメカワゲラとオオシロカゲロウ。幼虫が大雨で何キロも下流に流され,そこで羽化する。その後,元の場所まで郡飛して遡上すると言います。カゲロウの寿命はわずか4時間。その間に遡上して交尾するようです。

 

 

■アシダカグモ

P1030539P1030541プランターの隙間で見つけたでっかいクモです。メスらしく腹部が大きいので,その内「クモの子を散らす」現象を見ることができるでしょう。アミをはらず,夜中に徘徊してゴキブリなどを食べてくれる益虫。2頭いれば,家中のゴキブリが全滅するとか。

コオロギを与えてみましたが,産卵間近なためか,補食行動は観察できませんでした。早速,期待のゴキブリハンターとして,メンバーのお宅にもらわれていきました。

This is the largest spider I have seen in Japan to date. From the tip of the long leg on one side to the tip of the long leg on the other side, I guesstimate that it measures 9 to 10 centimeters.

 

☆Gentaiken Teachers Labo

■カラーサンドアート

P1030559P1030561P1030572先週作ったカラーサンドを今日は作品に仕上げました。大胆に砂を入れていく人、細やかに入れていく人・・・それぞれの個性があって面白いですね。出来上がった作品、みんなプロ級じゃないですか・・。

PS.100円ショップで料理用のふるいを見つけました。これでふるうとさらに細かい砂に分けることができます。

あとで,「子ども達にやらせたら,それぞれが個性的で満足のいく作品になっていいね。」と先生が言われていました。

This project was especially fun because it was a team effort.  Every participant mixed color and sand using poster colors of their own choosing. One week later when the sand was dry, we had a wide variety of colors from which to choose the color combinations that became our finished pieces.

■コーンスターチのダイラタンシー

P1030547IMG_1694IMG_1696ダイラタンシーの要望にお応えし、コーンスターチ2kgを用意しました。

クリーニング店でも天然ものにこだわっている店は、今でもコーンスターチを使って、のりをつけているようです。大量に扱うときは、こちらがお勧めです。

前にやったとき,もっとサラサラと液体状態になりました。片栗粉だったと思いますが,粉によって違いがあるのでしょうか。

■レインボーリングのアレンジ実験?

P1030582P1030579P1030581自由に伸び縮みするので,試しに縄跳びをしてみました。遠心力で適当に伸びるので,前跳びはクリアー。さすがに二重跳びは無理でしたが。

 

Mr. Takata had to skip rope quite a few times before I had a few good photos that illustrate  another way that rainbow rings can be used successfully (shown here). I think he was pretty exhausted when we were finished.

 ☆From School

◎メダカの産卵・・・泉さんの教え通り,少なく飼ってみました。敷き砂やエアレーションなしでも毎日産卵しています。

△インゲンマメのでんぷん・・・ヨウ素でんぷん反応は,少量の片栗粉に2滴のヨウ素液で青紫に。多いと黒くなります。

×石灰水の白濁・・・木片を燃やした場合すぐに取り出さないと,木酢酸・木タール・木ガスの影響で黄土色に・・・

×ヒョウタンとヘチマを並べて植えた・・・ヘチマが勝ってしまってヒョウタンがダメになったという失敗談。

×種子の発芽に有効期限・・・封を切ったり有効期限が過ぎていたりする種子を使うと実験失敗。もったいなくても新品を。

■種子の保存には凍結乾燥が一番。発芽というと根?芽?どちらが出たとき?ペトリ皿では(発根),土被せでは(芽生え)を発芽とする。ドングリは,秋に根が出て地上の本体を地中に引き込み(ゴム根),冬を越して春に芽が出る。

■庚申待・・・「タイムスクープハンター」(6年生に人気)で紹介されていた,知られざる真実。

 

☆Books Eye

■アオムシの歩く道

P1030529終齢幼虫が,ときどきキャベツの葉からずっこけて落ちるのはなぜでしょう。モノレールのように,カッターの刃の上でも歩けるのに。地道な観察から導き出した答えは,蛹の体を支える太い糸を出すために節約しているのではないか・・・という絵本です。3年生の昆虫博士が泣いて喜ぶでしょう。本屋で取り寄せ3週間,ネットで購入3日間!便利になったものです。

多くの昆虫は,敵から逃れるために,自ら下に落ちます。これを専門家用語で「ぽとり落下」と言うそうです。

 

☆諸連絡

夏の「社の森イベント」は7月6日(土)10時〜。事前研修を6月23日(日)10時〜に予定しています。

 

☆本日のおやつ

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お心遣いも味もありがたくいただきました。

・ワラビ入りの炊き込み御飯(菜っ葉でくるんで)

・生クリーム入りの芋羊羹

・ほんのり塩味空豆

・北海道土産の味噌漬けサンマ

北海道の新聞には,何とお悔やみのページがありました。ガーナでは葬式が重要な行事で,新聞で周知するそうです。1ヶ月後に本葬をします。(それまでが周知期間)

 

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