第889回 原体験教育研究会例会 2013/02/22


参加者:泉,梶原,廣瀬,Ted,中永,高田(昌),高田(要),大西,高相

今夜は、高相さんが実習終了、大西さんも参加で、にぎやかな会となりました。

 

■From School

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空気砲

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サーモグラフィー

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熱気球byヘヤードライヤー

中永さんが力を入れてこられた学習発表会の様子を見せていただきました。総合の時間を活用してまとめてきた「空気の性質」に関する盛りだくさんの学習内容を、15分という短い時間の間に、見事に立派に発表していました。発展的内容が多くて観客がどよめくシーンもあり、主役の子ども達自身も達成感いっぱいの発表会だったと思います。

今年の学習発表会を考えるにあたって、理科でやりたいとまず思いました。今まで、「スーホの白い馬」の劇などが多く、またおもしろ実験という形でやったこともありましたが、今回のような、教科書の単元をテーマにしたのは初めてでした。高田さんから「中永さん、それは危険でしょう!」とアドバイスをもらったり、中田さんに相談したり、で作り上げました。ポイントは、空気砲を「急に押し縮められた空気がもとにもどる」で説明したことでしょうか。これで、大きな見せ場ができました。

苦戦したのがサーモグラフでした。調整が難しく、低温では表示が不安定になりました。本番前日になってやっとコントロールできるようになり、なんとか間に合いました。実験の発表は、成功と失敗が紙一重で本当にハラハラしましたが、子ども達は大満足のようでやったかいのある発表会になりました。

 

■熱気球 ソーラーバルーン

DSC_0950小_edited-1   ??DSC_0951小4年理科の空気のあたたまり方で、ソーラーバルーンあげようと子ども達と気球に空気をいれました。しかし、空気を入れたとたんに太陽が雲に隠れこの日はこれ以上あがらずでした。また天候をみて挑戦します。

 

 

■Gentaiken Teachers labo

■アワビとサザエの真珠光沢(続)

プレゼントにいかが?

プレゼントにいかが?

サザエの真珠光沢

サザエの真珠光沢

美白パールサザエB&A

美白パールサザエB&A

石灰質の溶け残りが多くて手こずっていたサザエを持参しました。最後に次亜塩素酸ナトリウム処理をしたので、美白パールサザエになりました。すべてを真珠光沢にするには、その層が薄いサザエでは難しいことがわかりました。もう少しもう少しと欲張ったがために、いくつか穴を空けてしまいました。残念無念! 高価な作品になる夜光貝は、真珠光沢層が比較的厚いそうです。でも、白い粉だらけになって石灰質層をグラインダーで削る作業が大変です。薬品を使ったり手間がかかったりするので、いずれにしても、データベースにアップして皆さんに紹介するものではないなと、没ネタにすることにしました。しかし、良い経験になったので、たくさんの貝殻を提供してくださった活魚料理の魚雅さんに感謝です。

一番左の写真がすごいですね。帯留めとして商品化できるほどですね。産地で地域興し事業になりそうです。

 

■虹の玉手箱の改良

CD-R反射干渉虹

CD-R反射干渉虹

國眼さんから、メディアを脱着しやすいアドバイスをもらっていました。さらに泉さんから、日光を取り入れる開口部を絞ると、虹がより鮮やかになるという情報をいただきました。試行錯誤の結果、口径を12cmから8cm(7㎝)にすると、最も効率が良いことがわかりました。また、CD-RWよりCD-Rの方が鮮やかで、しかも、一重だった虹の輪が二重になって楽しめます。

ネタを紹介するとメンバーからいろんな突っ込みが入り、そのお陰でレベルアップできるという、原体験の本来のあり方が復活したようでうれしく思っています。

 

 

 

■クロモジの爪楊枝   

クロモジの爪楊枝

クロモジの爪楊枝

アオモジ

アオモジ

春先に、少し透明感のある薄い黄色の花をつけるクスノキ科のクロモジ。春を告げる植物の一つですね。さわやかな香りは品もあり、お茶席に欠かせない菓子用楊枝。お店で買うものと思いますが、まだ緑の残る枝で手作りすると、多少、無骨でもとても趣のある楊枝になります。

 

 

 

 

自然学校便り (2013/02/23)

↑クリック! 豪快な画像を見ることができます(リンク了解済)

南但馬は今朝から雪で落葉樹には雪の華が咲いて美しい窓越しの竹は雪の重みで地面に着くくらい頭を垂れています。人麻呂の長歌の一節が浮かんできます。秋山のしたへる妹 なよ竹の とをよる子らは・・・柿本人麻呂(巻二−21 この歌は吉備津采女(吉備津の鰀目)の死をかなしんでの人麻呂の長歌(秋の紅葉した山のように、赤く美しい乙女、なよなよとしなやかな竹のように、たおやかなあの子・・・)。 しなやかなタケは、若い女性や高貴な皇子を形容する、「とをよる」の枕言葉としてもちいられています。

今日の一言(ー教育の原点ー)  ”霧の中を行けば 覚えざるに衣しめる”(道元禅師の「正法眼蔵随聞記」から引用。この言葉は、もともとは中国の禅師霊祐の言葉。霧の中を長いこと歩いていたら、自分では気がつかなかったけれど、いつとはなしに衣が濡れていた。霧のほうからしても衣を濡らそうという思いは全然なかった。両方とも意識は何もないけれども、長いこと霧の中を共に歩いていたら、いつとはなしにしっとりと衣が濡れていたの意。

これが本当の教育の原点では?  卓

○無財の七施(お金なくても出来るサービス)
第一 眼施(優しい目)第二 言施(優しい温かい言葉)第三 顔施(和顔、優しいにこやかな顔)第四 心施(温かいやさしい心)第五 身施(身を施す、労働を施す、荷物など持ってあげる)第六 宿施(休む場所の提供) 第七 座施(座席を譲る)

 

■Books eye

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今日の本は「虫の卵ハンドブック」(文一総合出版)

虫の卵ばかりなんと270種もの写真が掲載されています。小学校の教師なら、一度や二度は子どもが木の葉などについた卵をもってきて、「先生、これなんの卵?」と聞かれたことがあるでしょう。これさえあれば、もう大丈夫です。写真の種類と美しさには「よくぞここまで・・・」と感心させられます。

 虫の卵ハンドブック: 鈴木 知之

 

■本日のおやつ

ツクシと鶏肉のおむすび,大福,グラノーラケーキ

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小さめのおにぎりに,しっかりと味がついていて美味でした。ツクシはまだ顔を出したてで節?の間が狭くてハカマが取りにくいのですぞ!

大福は何とか食べられるのに,最中や羊羹はNGとはこれいかに?

 

 ■来週の例会は・・・3月1日(金)午後9時ごろ〜 兵庫教育大学・自然棟5F・物理談話室にてお待ちしています。

内容:今週できなかったペーパーブリッジ,自作できる「消える書道液」,鏡に映る像は左右反対?

参加費無料 例会は,どなたでも参加できます。

 

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