第886回 原体験教育研究会例会 2013/02/01


本日の出席者 ←クリック 泉、高田昌慶、梶原、高田要、廣瀬、テッド、志水、大西、田中元、中永

今日は、アップルTVを使った新しい会議システムを導入しました。午後八時に、いつもより早く、泉、高田、中永の3人が研究室に集合し、アップルTVと46インチ液晶テレビを設置しました。液晶テレビは、本体と液晶部が分離しており、設置の自由度が高いモデルです。また、アップルTVを使うことで、今までのプロジェクターを使ったシステムより画像やテキストの提示が格段に簡易に素早くできるようになります。授業や実践の報告検討がさらに増えることを期待して導入しました。

iPhoneから、簡単にHPや画像などをTVに映し出すことができました。プロジェクターでスクリーンに映すより手間がいらず、とてもクリアです。

 

今日の実験・今日の授業

銀で点くのは当たり前

黒色紙でも点いた!

黒画用紙は×

★高田昌慶さんが前回約束して下さっていた「スーパーなんでもテスター」を自作させていただきました。金・銀・赤・黒・などの色紙や、シャープペンシルの芯などまでセットになった至れり尽くせりセットです。3年生理科の「電気を通す物、通さない物」の単元では大活躍することでしょう。

富山ワンダーラボの木村さんにいただいたセットを準備しました。黒色紙の黒は、目から鱗のグラファイトなんです。だから、ほんの少し光っています。黒画用紙は、黒い染料だから点かない。志水さんが言われた「ベンガラはどうか」などのアイディアを、もっと皆さんから出してもらう時間があればよかったのですが・・・

 

5メートルに切った養生シートをアイロンを使って接着していきます。

ヘヤードライヤーで熱風を入れていきます。

あたためられた空気の入った気球ははグングンのぼっていきます。

★中永は4年生理科の「物のあたたまり方」の「空気のあたたまり方」で養生シートを使った熱気球を紹介しました。これは、何年か前のウインタースクールで泉さんが実践されたものを参考にしました。養生シートをアイロンで接着し、ヘヤードライヤーで熱風を注入します。子ども達の歓声の中、気球は体育館の屋根に張り付くように上がっていきました。絵を描かなかったら45分で完成しますが、今回は絵を描く時間があって2時間の活動になりました。

 

泉氏撮影の富士山

 

★泉さんが撮影した富士山、

まだまだ、ガーナ気分が抜けない泉氏ですが、ようやく日本の感覚がもどり、富士山の美しさに気づかれたようです。森林限界も確認できます。

 

 

 

自作からTempoDropまで

★天気管(ストームグラス)

ガラス容器に封入されているのは、主に樟脳・エタノール・精製水です。その他、硝酸カリウムと塩化アンモニウムも入っています。中で結晶化する様子が、天気によって違うというのです。科学的ではありませんが、化学的に変化するインテリアとしていかがでしょうか。自作したい方は http://cuatrogatos.web.fc2.com/etc/wunderkammer/stormglass2.html

 

 

これがサザエ?

アワビの外側

アワビ内側

★サザエの殻の真珠光沢

サザエの殻の外層を酸で溶かすと、輝くばかりの真珠光沢が!! うまく処理すれば、売り物にできるかもしれないほどの美しさです。校区内の魚雅さんにいただいた殻で、来週、作ってみましょう。

 

★紙筒リード笛

正方形に切った紙(色紙でも○)を鉛筆で斜めに巻き上げ、ガムテでとめます。一方の先を直角二等辺三角形型に、5㎜ほど残して切ります。広げて筒にフタをするようにして完成。吸って鳴らすと、三角形の片が震えていることが確認できます。反対にくわえて吹いても鳴らせます。音の高低は筒の長さで変えることができます。

 

★ペットボトルのフタで再現する「笛ラムネ」「フエガム」

フエガムとは、その名の通り笛として音を鳴らして遊ぶことができるガムです。中央に穴の開いたドーム状に成形されたガムを2枚貼り合わせたもので、唇にくわえて中央の穴から息を吹きかけることで口笛のような音を鳴らすことができます。5㎜の穴を空けたペットボトルのフタ2個の穴を向かい合わせにし、5㎜ほど離してガムテで固定します。なぜか、吹くより吸った方が音が出やすいのです。

 

■自然観察の要

アイロン+ラッピング

これが手作り!?

先週要さんが染めた布を、廣瀬さんがアイロンをあてラッピングをして持ってきて下さいました。雑巾のようだった(失礼!)作品が、デパートで売られていてもおかしくないほどりっぱになりました。

さらに、廣瀬さんが以前に自作された作品を披露。こんなに複雑な仕事ができるなんて、やはり、ただ者ではありません。

 

 

★竹に裂け目を入れただけ笛

今回は、笛が3タイプ紹介されました。そのなかでも一番難しかったのが大西さんが、地域のおじいさんに教えていただいたという真竹?の笛です。一節+25センチ程度の竹に割れ目を入れただけの簡単な構造。吹き方はがっちり加えて強く吹くという素朴な笛です。

みんなが苦戦する中、一人大きな音で鳴らすことができてご満悦の泉氏。

 

 

■ブックeye

今日の本の紹介は、「たくさんのふしぎ」最新号「おおきな石」です。オーストラリアのエアーズロック、イギリスのストーンヘンジ、日本の猫岩など、石の魅力にとりつかれた著者が訪ねた世界の大きな石を紹介・解説してあります。 自然の力でできたもの、人間の力でできたもの、どうやってできたのかわからないもの、さまざまな大きな石が登場します。今までに出た「たくさんのふしぎ」にも「河原の石」をはじめ石にいろいろな角度からアプローチした作品があり、大人でも十分にたのしめます。今回は世界の大きな石の不思議に迫っています。

 

■本日のおやつ

廣瀬さんお手製の、金時イモ団子?その2とスポンジケーキ。似ていて非なる味わいを、ごちそうさまでした。

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