平成24年度 ウインタースクール 2012/12/25,26,27


今年も12月25日からの3日間うれしの生涯学習センターでウンタースクルが行われました。今年は31名の参加です。3回目のリピーターが1人、2回目のリピーターも数名ありました。多くのリピーターがあることは、本当にうれしいことです。

 

■初日の12月25日

 

 

 

 

 

トップバッターは、中永の「ペーパーブリッジ」です。使うのは、A4のコピー用紙15枚とハサミ、スティックのりです。これだけの材料で25㎝離した2つの机にかける橋を作ります。この実験のために、今回はダイソーのカゴを使った実験セットを作りました。製作時間3時間の力作です。

予想外だったのは、この実験のネタ元であるスイエンサーを見ていた子がいて、円柱をまとめた橋を作り、それを見ていた他の子も、工作精度の高い円柱の橋を作り始めて、記録がどんどん伸びたことです。

最高記録が20kgとは、紙と言えども侮れません。本物の橋も、強度をきっちり計算して造られていることに気づいたことでしょう。

●山田先生の原体験

原体験についての説明と、原体験基本実験セットで、子ども達それぞれの興味関心に応じた実験を演示されました。

念力振り子、伸びるネコ、タラヨウの手紙などサポート役の兵庫教育大2回生にも大好評でした。

 

■2日目の12月26日

●泉さんの火おこしから始まりました。

 

 

 

 

 

●梶原さんの飛ぶ種で遊ぶ

 

 

 

 

 

1.なぜ植物は種子に翼等を持つのかという話をしました。

2.ツクバネ、ボダイジュ、シンジュ、テイカカズラ、トウカエデ等の標本を渡して自由に飛ばさせ、落下の仕方を観察してもらいました。返却された標本はかなり壊れていました。実物に触れるということは大切なことだと思います。

3.折り紙や付箋紙で飛ぶ種の模型を作ってもらいました。

4.模型を飛ばしたり飛ぶ種観察装置を使って飛ぶ種の様子を観察しました。

5.センターの2階から飛ぶ種と飛ぶ種の模型を落下させ、落下の様子を観察しました。

 

●高田要さんのガラス玉顕微鏡作りとミクロの観察

1.パワーポイントで説明する

①レーウェンフックの顕微鏡の理論を参考にしていることを伝えるとともにレーウェンフックの人物像を紹介する

②レンズのしくみ(実像と虚像について。倍率の決め方)を紹介する

③工作の工程を紹介する

竹串を通す→光窓を開ける→反射板を作る→キャップの中央に直径1.9mmの穴を開ける→穴に直径2mmのビーズ玉を挿入する→ペットボトルの飲み口にキャップをする→プレパラートを作る(PPファイルを飲み口の径よりわずか小さく切る)

2.観察する

タマネギの薄皮を剥いで細胞を観察する。酢酸オルセインで染色すると核が赤く染まり細胞膜もはっきりと見えた。ジャガイモをプレパラートにこすり付けてデンプンを付着させてイソジンで染色すると紺色~黒色になり見やすい。チョウの燐粉(アゲハ・サトキマダラヒカゲ・ツマグロヒョウモン)は染色なしできれいに見えて好評だった。その他たくさん用意していたが時間が足りなかった。次回やるときは最低1.5時間は確保したいと思う.こんな簡単な工作であそこまで拡大された像がはっきりと見えたことは意外性があって子供たちに興味を与得ることができたと思う.

3.注意すること

①メガネをかけている人もメガネを外してみる

②太陽の直遮光を絶対に見ない


●國眼さんのLED工作

 

●松田さんのホログラム万華鏡&ウグイス笛

 

 

 

 

 

最初にホログラム万華鏡をしました。これはいつものことですが、最初はもくもくと工作しているのですが、万華鏡が完成に近づき、万華鏡の中をのぞくことが出来るようになると、みんな感嘆の声を上げ完成へとさらに意欲的に活動をするようになります。そして、光を通す穴の形も各自工夫をし始めます。いつも、この光景がたまりません。

次はウグイス笛をしました。若干時間が足りなかったこともあり、完成までたどり着かなかった子どもがいたのが残念です。しかし、次の日の休憩時間等を使い、出来なかった子どもを鳴らせるようにできたことは救いでした。時間を作ってくれた福井さんに感謝です。

反省は、テッドさんにも指摘されたのですが、もう少しゆっくり説明する時間を取るべきだったと思いました。

 

3日目の12月27日

●福井さんの工作4

1.ソリザヤノキの種を飛ばそう
2.超音波でヘビを踊らせよう
3.吹き上げストローを作ろう
4.腕の筋肉模型を作ろう

 

 

 

 

 

けっこう時間的には急ぎ足だったのですが,どの工作も子どもたちが良く指示を聞いてくれて,時間内におさまりました。

 

●高田昌の静電気10連発実験

静電気実験10連発!

「くっつく静電気」

静電気はおもしろい!

 

 

 

 

 

 

 

ラストバッターは、高田得意のネタでしたが、55分しか時間がなかったため、演示と全体体験としました。内容は、「すりすり静電気」「くっつく静電気」「帯電列」「しりぞけ合う静電気」「イス静電気」「ためる静電気」「百人おどし」「逃げ回る導電球」「静電気ポップコーン」「静電気着火」などです。高田が汗ばんでしまい、一部うまくいかないものもありました。でも、お土産セットで、家に帰ってから再現実験をして楽しんでくれることでしょう。

 

■忘年会で記念写真

ウィンタースクールに駆けつけていただいた原体験メンバーと、「お疲れさん」の忘年会。

その後で、毎年、山田先生を囲んで記念写真を撮っています。今年も元気で集えました!!

 

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