原体験教育研究会例会記録 2012/02/24


参加者:山田先生、向田、梶原、西村、岸本、廣瀬、テッド、志水、中永、高田       計10人

今夜は集まりが比較的早く、中永さんと志水さんも早々に揃い踏みでした。向田さん、岸本くんの出席率アップもうれしい傾向です。

■原体験らしい活動を展開していこう!

来週こられる梶原さんの教え子の方とコラボした、原体験活動の具体的な内容について話し合いました。あちこちで実施されている自然体験と似て非なる、原体験らしいエッセンスをいかに盛り込むか、どんな体験をピックアップするか。じっくり腰を据えて臨まなくてはなりません。どんなにおもしろくても、誰かに見てもらわなければ、心に残る体験にはならないとは、中永さんの言です。

■投げた石の軌跡は・・・?

中永さんの説明

高田が子ども時分に遊んだ、ガラスビン割りについて、久しぶりの討論が始まりました。川面に浮かんだビンめがけて石を投げつけ、見事ストライクで破壊して遊んでいました。そのとき、高田はビンの流れと平行に走りながら石を投げつけたのです。すると、石が自分より前方に向けて放物線を描いて飛んでいった記憶があります。でも、実際には、後方に向けて放物線を描くだろう、いや放物線ではないだろう。などなど意見が飛び交いました。何と言われても、高田はビンより少し後ろをねらって投げたのです。山田先生から、高射砲や鳥撃ちで的を撃ち落とす場合も、飛行機や鳥の飛行速度を計算に入れ、少し先をねらって弾を撃ち出していたというお話も出ました。素人集団と化した現場を救ったのは、現役院生の西田さん。辛口の中永さんが、納得できる説明だと

西村さんの説明

絶賛。結局は、高田の思い違いだということに落ち着いたようです。が、学校で再現ビデオを撮って皆さんを唸らせましょうぞ。

今考えてみると・・・「動く電車(ロングシート)の中で向かい合ってキャッチボールをする」というイメージでいいのではないかと思います。当然、電車という進行方向からの空気抵抗を受けない場ではいくらスピードが速くてもキャッチボール可能ですよね。ということは、それを上空から見ると、ボールは斜めに直線運動をしていることになります。いかがでしょう?

 

■山田先生のお話

中永さんが、2年生の子どもたちから拍手喝采を浴びた見取り図の話から、難しい漢字の方が絵として認識するので、かなより覚えやすい。右脳で丸暗記できる2年生までに基本的な内容を入れてしまうことが有効なんだけど、現行教育との兼ね合いで難しい。指導要領で、どう考えても失敗だったことでも、それは公に問題にされることはない。理想を追求する限り、うまくいかないことは出てくるもので、発展的解消として繰り返されてきた。また、体験と経験は同じではない。知の裏付けのない体験には価値がない。独楽回しを何回もして楽しかったとしても、ノウハウを体験的につかむことなくしては知につながらない。

点の体験が終わったら線の体験、面の教育へ。さらには立体。そして機能する教育へと高めて行かなくてはならない。例えば、折り紙でコマを作って回し、それが歪んで回りにくかったり歳差運動をしたりというところまでいくことで、自然科学にまで発展する。という山田先生のお話でした。

 

■○○と△△でつくる××(もちろん、画像は公開しません)

今日のものづくりは、高田がネットで見つけた超危険なゴムおもちゃです。「やってみよう高田」が、ためらいながら紹介したものの… 発想や威力には目を見張るものがあるが、これが子どもたちの間に広まると、間違いなく事故につながる。原体験から公開することは厳に慎もうということで「つくばねロケットミニ」同様、お蔵入りとなりました。これは、山田先生も安全委員会もうなるほど興味深い装置でした。思わず夢中になってやってしまいました。しかし、本当にお蔵入りになったのでしょうか?S氏のうれしそうな表情が気になります・・・。参加者のみなさん、絶対に流出させないように。

 

■今宵のおやつ(廣瀬さん&テッドさん)

今夜も、廣瀬さんの心づくしのハムカツサンド+αに加えて、テッドさんの横浜シュウマイをいただいて、お腹もくちくなりました。

手際よくハムサンド

アーモンドチュイール

崎陽軒の焼売

 

 

 

 

 

 

ところで、藤田君がタイトルのイラストを描いてくれました。このイラスト、「体験がバラバラに描かれているなぁ」などと思っていませんか。いずれ藤田君から説明があると思いますが、中永はこのイラストの意味を聞いて思わず「深〜いレバー」を強く押し倒しました。藤田君、すごい男です。

 

 

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